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ブルーベリーの葉の色が白い、葉脈が浮き出てきた時の対処方法。

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こんにちは、みにさんです。

ブルーベリーの栽培時、葉の色が抜けて白くなってきたり、葉脈が浮き出てきた場合の対処方法について解説します。

生理障害クロロシス

ブルーベリーの葉の色が抜けて白くなってきたり、葉脈が浮き出てくるのは、クロロシスという現象で、生理障害の一種です。土中のマグネシウム不足や土壌がアルカリ性に傾くことでマグネシウムの吸収ができにくくなることが原因で起こります。

葉緑素が作られていない状態なので、光合成ができないため、株が衰えてしまいます。

そもそも土壌がアルカリ性になる理由

ブルーベリーは酸性の土壌を好む植物です。日本では雨が多く、土壌は酸性に傾くため、特に石灰などを施さなければアルカリ性になることはありません。

ですが、ある肥料を施すと土壌がアルカリ性になってしまう場合があります。

それが『あぶらかす』です。

『あぶらかす』は、土壌内での分解過程で『アンモニアガス』を発生させる場合があります。そして、このアンモニアガスが土壌をアルカリ性に傾ける原因となります。

『あぶらかす』は昔から野菜作りにおいて使用される効果的な肥料ですが、ブルーベリー栽培においては使用は控えた方が良いでしょう。

クロロシスの対処方法

クロロシスの対処方法としては、施肥と植え替えがあります。それぞれ詳しく解説していきます。

1 施肥

ひとつめの対処方法はマグネシウム入りの肥料を与え、マグネシウムの欠乏を補います。施肥方法は支柱などを使い穴をあけ中に肥料を入れる方法や、上からばら撒いて軽く耕すなどで行います。穴をあけた覆土には少しでも酸性によせるためにピートモスを使うといいでしょう。

手に入りやすいマグネシウム入りの肥料です。

株まるごと真っ白だったのが、施肥後3ヶ月、まだ白い部分がありますが徐々に緑色に戻ってきました。

2 植え替え、土壌改良

ふたつめの対処方法は植え替えを行い、その際にピートモスなどを加え、土中酸度を酸性に寄せてあげることです。

ただ、気温が上昇時に植え替えを行うと、株にかなりの負担を与えてしまうので、植え替えは11月~3月に行います。

まとめ

クロロシスは生理障害の一種で、土中のマグネシウム不足や、土中酸度がアルカリ性に傾くことでマグネシウムの吸収ができにくくなることで発生します。ただ、クロロシスが発生したからといって、すぐに枯れるというものではありませんので、落ち着いて対処しましょう。

その他、ブルーベリーの栽培についてまとめてありますので、チェックしてみてください。

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以上参考になればうれしいです^^ありがとうございました。