こんにちは、みにさんです。
我が家ではブルーベリーを3株プランターで栽培していますが、その内の1株の生育がどうもおかしい・・・花付きも悪いし、葉っぱもどこか元気がないような、と気になりつつも仕事が忙しく、しばらくそのままにしていました。4月中旬のことです。
5月中旬、元気な2株はしっかり実が膨らんできているのに、様子のおかしかった1株がよくみると結実している部分が枯れてきています。水やりなど管理には問題ないはず、病気などの症状もありません。
もしや・・・と思って土を掘ってみると
生育を阻害していた犯人は!?
土を掘ってみると出てきました。思った通り犯人は『コガネムシの幼虫』です!
ガタイのいいコガネムシの幼虫。
少し掘っただけで、3匹出てきました。
絶対にまだいると思いながら、続けて掘ってみると、でるわでるわ、25Lのプランターに14匹!
御機嫌で根を食べていたのでしょう、細根がまったくありません。
逆に、これでここまで生育しているブルーベリーの強さに驚きです(笑)。
元気なブルーベリー。
葉っぱの緑が深く、実もしっかり膨らんできています。
コガネムシの幼虫に細根を食べられたブルーベリー。
葉はありますが、小さく色も薄いです。実は小さく、枯れているものもあります。
元気なブルーベリーとコガネムシの幼虫に食べられた根の比較
元気なブルーベリーの根。根がいっぱいで鉢に張り巡らされていました。鉢から取り出すのも一苦労です。画像は鉢替え作業のため根を少し切り落とした状態です。
プランター内にコガネムシの幼虫だらけだったブルーベリーの根。細根が食べつくされありません。少し引っ張ったら土から簡単に抜けました。
コガネムシの幼虫とネキリムシとの違い
ネキリムシとはヤガ(夜蛾)やコガネムシの幼虫の総称で、野菜や樹木に被害を与えます。ヤガの幼虫は日中は土の中に潜み、夜になると、野菜などの葉や茎の付け根部分を食害し、枯らします。土の浅い部分にいるため、日中草むしりなどしているとたまに出てくる灰色のの幼虫です。
コガネムシの幼虫は今回のように、土中の中で樹木の根や野菜の根、芝の根など食害します。
コガネムシの幼虫の駆除方法
コガネムシの幼虫の駆除方法は、【ダイアジノン粒剤】が有効で、簡単に手に入ります。粒剤なので道具も必要ありませんし、土にすきこむだけなので簡単です。
コガネムシの幼虫は地表近くにいることはありませんので、土を掘り返さないと見つけるのは難しく、捕殺する場合は、土中深くにいることもあるので見逃さないよう駆除します。
おわりに
今回ブルーベリーの様子を見て、コガネムシの幼虫が原因かと思った理由は、過去にプランターで栽培していた木が枯れて処分する時に土の中からコガネムシの幼虫が大量に出てきたことや、地植えのヤマボウシの木が数年立っても全然大きくならなっかったため、植え替えようと株の周りを掘った時、同様にコガネムシの幼虫が大量に出てきたことをふと思いだしました。
思えば、昨年の秋に強い風の翌日、1株だけ倒れていました。あれっ?とおもいつつ、支柱を設置して済ませましたが、その時すでに潜んでおり、根が張ってなかったため倒れたのだと思います。
昔、造園業をしておられる職人さんが
「木は根がすべて。根がしっかりしていれば病気や折れたりしても大丈夫。だから根の周りの土がすべて。見えている所より見えていない所が大事。」
とおっしゃっていました。
これは土の大切さ、木の特性にあった土壌の重要性についてお話されていたのですが、今回は根そのものを食害され、原因はまさに見えていない所にありました。
今回はコガネムシの幼虫が原因でしたが、ブルーベリーに限らず株に異常を感じた場合は加湿、乾燥、根詰まりなど土の中に原因があるかもしれません。
ブルーベリーの基本的な育て方。
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ブルーベリーの剪定方法
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以上参考になればうれしいです^^ありがとうございました。