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超簡単!プランターを使ったミニトマトの育て方

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こんにちは、みにさんです。

この記事では、プランターを使ったミニトマトの栽培方法を、画像付きで初心者の方にもわかりやすく解説します。

トマトとミニトマトは栽培方法もほぼ同じですが、ミニトマトの方が病害虫にも強く、育てやすいので、初心者の方にはおすすめです。

トマト・ミニトマト基本情報

トマトは南アメリカアンデス地方高地が原産のナス科の植物で、家庭菜園でも人気の夏を代表する野菜のひとつです。

日本の高温多湿の気候が苦手で、病害虫にも侵されやすく、他の野菜に比べ、栽培の難易度はやや高めです。

ミニトマトは品種改良によって生み出されたもので、食用として一般に広まってのは1980年代と比較的に新しい野菜です。トマトと比べると、病害虫にも強いものが多く、簡単に育てることができます。

  ■トマト・ミニトマト

・学名:Solanum lycopersicum

・ナス科ナス属

・一年草

・収穫:6月~9月

プランターを使ったミニトマトの育て方

ミニトマトは種からでも苗からでも育てることができますが、苗からの栽培が簡単でオススメです。種まき時期は3~4月、苗を購入して植え付ける場合は、気温が安定する5月ごろ行います。

プランターと土

ミニトマトは根張りが旺盛なため、深さ30㎝以上のものがオススメです。土は市販の園芸用の培養土などを使えば楽チンです。

別の野菜を栽培していた土を使いまわす場合は、しっかり土壌改良を行いましょう。

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苗の植え付け

4月に入るとホームセンターや園芸店などで苗が並び始めますが、4月の中旬以降の方が品種も充実してきますので、苗の購入は品種が出揃ってから自分好みのものを選ぶようにしましょう。

苗選び

苗選びのポイントは、茎が太くしっかりしたものを選びます。折れたり、生え際がグラグラしていないかもチェックしましょう。また、病気が出ていないかの確認も必ず行います。

ホームセンターでも苗は手に入りますが、系列の店でも店舗によってしっかり管理している店とそうでない店があります。病気が出ている苗をそのまま放置して店頭に並べているような店は避けたほうが無難です。

植え付け

苗の植え付けは5月頃、気温がしっかり上がってから行います。

苗をポットから取り出しそのまま植え付けるだけです。植え終わったら水をたっぷり与えます。

25×60×30㎝のプランターに赤と黄色のミニトマトを植え付け。狭い感じもしますが十分収穫できます。

トマト・ミニトマトはどんどん成長し主枝が伸びて行くので必ず支柱を設置しましょう。

水やり

水やりは表面が乾いたらたっぷりと与えます。トマトは雨の少ない地域原産の植物なので少々水をやらなくても大丈夫ですが、夏場のプランターは水切れしやすいので注意しましょう。

POINT

水は基本的に土に与えますが、早朝や夕方に、サッと葉水をあげると株がリフレッシュできるのでオススメです。

支柱・結束

トマト・ミニトマトは主枝がどんどん伸びていくので、20~30㎝に1ヶ所くらいの間隔で支柱にビニタイを使って結束していきます。

株が成長してくると自立できなくなり、主枝が折れたり、倒れたりするので、必ず支柱を立て結束するようにしましょう。

基本は真っ直ぐ支柱を立て、伸びた分だけ結束していけばOK。画像のように行燈仕立てでの栽培をすれば高さを取らないないので、プランターでの栽培にオススメです。

ミニトマトの行燈仕立て。

同じ方向に誘引、結束して行きます。

結束は、成長するにつれ、茎が太ってくるので少し隙間を作って行うのがコツです。

ビニタイを使って8の字に結束が簡単です。

芽かき・適芯

トマト・ミニトマトの栽培で芽かきと適芯は、丈夫な株を作り、果実部分にしっかり栄養を送るためにも大切な作業です。

芽かき

トマト・ミニトマトは主枝を1本伸ばして栽培しますが、生育旺盛なため脇芽がどんどん出てくるので、栄養を主枝に集中さすためにも、この脇芽を摘んでいきます。

脇芽を見つけ次第摘みます。

指でポキっと簡単に折れるので、ハサミは使わないようにしましょう。

脇芽を摘むことで風通しも良くなり、病害虫予防にも効果があります。

適芯

適芯は、ある程度の高さで主枝の成長を止める作業で、果実や株に栄養を集中させるために行います。放っておくとどこまでも伸びて行くので、1.8~2mくらいで適芯すると収穫もしやすいです。

やり方は主枝の先っぽを指でポキっと折るだけです。

芽かきや適芯は、病気の原因になるためハサミは使わないようにします。どうしてもハサミを使用する場合は火で炙るなど消毒をしてから使用しましょう。

追肥

追肥は果実が付き始めた頃から、2週間に1回程度行います。リン酸(P)が多めの化成肥料を軽く一握り程度、株の間と両端に撒き、移植ゴテやミニ三角ホーで軽く耕します。土と肥料が軽く混ざる程度行えばOK!

収穫

赤や黄色に色付けば収穫です。

トマト・ミニトマトの病害虫と対策

トマト・ミニトマトは病害虫との戦いです。混み合ってきたら葉を間引いて風通しを良くしたり、こまめに観察するなどして病害虫予防に努めましょう。ミニトマトは比較的に病気にかかりにくいので、初心者にはミニトマトの方が栽培しやすいかと思います。

病害

トマト・ミニトマトの病害は非常に多く、その症状も様々です。ここでは特によく見る病害の紹介します。

低温障害

病気ではありませんが、葉に灰色の模様が現れます。植付け初期の4~5月頃に気温が低くなると症状が現れますが、成長には特に影響はありません。

尻ぐされ病

果実の下の部分が黒く変色します。カルシウム不足による生理障害で、カルシウム入りの肥料や有機石灰を施せば、以後の症状は出なくなりますが、すでに症状が出ているものは治りません。

輪紋病

葉に茶黄色の斑点が現れ、次第に大きくなり木材の節目のような斑点になります。症状の出ている葉を除去し殺菌剤を散布しましょう。

斑点細菌病

葉に黒褐色の斑点が現れます。症状の出ている葉を除去し、殺菌剤を散布しましょう。

灰色かび病

葉・茎・果実に病斑ができ、灰色のかびが生じます。症状が出ている葉・果実を除去し、殺菌剤を散布しましょう。

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害虫

トマト・ミニトマトには害虫もよく発生します。注意深く観察し、被害が大きくならない内に対策しましょう。

アブラムシ

葉の汁を吸います。葉裏にいることが多く見つけにくいですが、病害の運び屋にもなるので早期発見に努めましょう。

数が少ない時は水で飛ばしたり、ガムテープを使って駆除できますが、数が多い場合は殺虫剤を使って駆除しましょう。

コナジラミ類

葉の汁を吸います。白色で株を揺らすとブワっと飛び立つのですぐにわかります。殺虫剤を使って駆除します。

アザミウマ類

葉や花の汁を吸います。汁を吸われた葉は黒い斑点が現れ黄色く変色します。花につくと、変形した果実ができます。

目の細かいネットをかけることである程度の侵入は防げます。

オオタバコガの幼虫

果実に穴をあけ中身を食い荒らします。発生すると果実の中にいるので殺虫剤が効きにくく、駆除が難しいため、早めに目の細かいネットをかけることで成虫の侵入・産卵を防せぎます。

ナメクジ

果実を食べます。夜行性で日中は隠れているので見つけにくいですが、白透明の這った跡が葉や果実についていればナメクジが活動している証拠です。夜に株をチェックし捕殺するか、ナメクジ専用の殺虫剤を使って駆除しましょう。

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トマト・ミニトマトのよくあるトラブル解決方法

トマト・ミニトマトの栽培で起こる、病害虫以外でよく発生するトラブルとその対処法について解説します。

主枝が途中で折れてしまった時の対処法

トマト・ミニトマトの主枝は太ってくると丈夫ですが、細い内は柔らかくすぐにポキっと折れてしまいます。特に強風の影響であったり、支柱に結束している時に誤って折ってしまうなんてことがよくあります。

でも焦らなくて大丈夫です。折れた所から一番近い場所から出てくる脇芽を伸ばしてていけば、それを主枝にすることができます。

トマト・ミニトマトは生命力の強い植物で、すぐに脇芽も成長するので、主枝が折れても収穫を諦めてなくて大丈夫です。

花は付くのに実がならない時の対処法

ナス科の植物では、花はつくのに結実せずに落花してしまうということがよくあります。花はたくさん着いているのに中々実にならないそんなときはホルモン剤を活用しましょう。

シュッと花にひと吹きするだけで結実しやすくなります。

トマトだけでなくナスにも活用できます。

トマト・ミニトマト栽培のオススメ品種

私のオススメする品種はミニトマト【ぷちぷよ】です。

サクランボのような見た目で、皮が薄く、とても食べやすいです。甘さも抜群でトマトが苦手な息子も普通に食べてました。

まとめ

トマト・ミニトマトは日当たりさえよければ、プランターを使って狭い場所でも栽培することが可能です。

病害虫の発生がやや多めで難易度はやや高めですが、自家製の完熟トマト・ミニトマトを収獲できることは、家庭菜園ならではの楽しみであり喜びです。

品種改良も進み、たくさんの品種があり、ホームセンターなどでも定番品種だけでなく、病気に強いものや甘味を追求した品種など様々な種類の苗を手に入れることができます。

自分の好みに合った品種を見つけ、家庭菜園ライフを楽しみましょう。

以上、参考になれば嬉しいです^^ありがとうございました。