こんにちは、みにさんです。
カナヘビを飼っていたら、ある日突然卵が、どうすれば・・・
こんな時のために、カナヘビが卵を産んだ時の対処法、カナヘビの卵のかえし方について解説します。特に難しくありませんので、子供と一緒に観察してみるのも楽しいですよ。
カナヘビが卵を産むパターン
カナヘビはオスとメスを一緒にに飼っていれば、ほぼ100%産卵します。
メスだけを飼っている場合でも捕まえた時にすでに交尾を終えていれば、卵を産む可能性は高いです。
カナヘビのメスが卵をかかえても、最初は分かりにくく、なんとなーくお腹が大きいかなくらいの感じです。日数の経過とともに、明らかにお腹がボテッと膨らんでくるので、いよいよ産卵間近、毎日注意深く観察するようにします。
この時点で特にやるべきことはありません。カナヘビは産みたくなったら産みたい場所で卵を産むのでその時まで待ちます。
何日かすると飼育ケースの中に卵があり、カナヘビのお腹はすっかりしぼんでいます。経験上、産卵は夜中に行われているようで、必ず朝起きたら卵が産み落とされているパターンです。
カナヘビは1回に3~4個の卵を産み、年に3~4回産卵します。
カナヘビの卵の移動
そのままカナヘビを飼っている飼育ケースに置いておくと蹴とばされたり、上に乗られたりするので、まずは別の飼育ケースに移動させます。
まずは土を入れた飼育ケースを用意し土を入れ、土をしっかり湿らします。飼育ケースは100均などで手に入る小さなもので大丈夫です。土は5㎝くらいあれば十分です。
卵は柔らかいので優しく持って移動させます。この時注意するのが上下を変えずにそのままの状態で移動させます。産まれた状態の卵の上にペンで小さく目印をつけ、移動した時に目印が上にくるように置くと解りやすいです。
爬虫類の卵は産まれた時には上下が決まっていて、転卵しないため、上下を変えると孵化しないそうです。
ただ、以前印をつけるまえに落としてしまい、上下判らなくなりましたが、無事に孵化しました。たまたま上を向いていたのか、そこまで神経質にならなくていいのかわかりませんが、もし判らなくなっても、焦らすそのまま孵化を待ちましょう。
カナヘビの卵の管理方法
卵を移動させたら、あとは毎日霧吹きで水をかけて乾かないようにしていれば、30~50日で孵化します。
産まれたての卵。これから少しずつふくらんでいきます。
カナヘビの卵は孵化までの日数に幅があるので、中々産まれなくても辛抱強くまちます。
注意するのは直射日光にあてないことと、エアコンなどの冷たい風にあてないことです。これは成体と同じです。
孵化5日前の様子です。ぷっくり膨らみ、卵に尻尾の影のようなものが映っています。
卵がへこんでいる場合
時々、卵の一部がへこんでいる場合がありますが大丈夫です。卵が徐々に大きく膨らんでくるので、その時にへこみもなくなります。
ただ卵全体が萎むようにへこんでしまった場合は、その卵の孵化は厳しいかもしれません。そのような卵が何度かありましたが残念ながら孵化したことはありません。
孵化したら
カナヘビの孵化は、産卵日が同じであれば、どの卵もほぼ同じタイミングです。過去に一度、一個の卵だけ1日早く産まれたパターンがありましたが、その時以外は同日に生まれています。
生まれたてのカナヘビはあまりに小さくビックリしますよ^^
無事孵化したら、しばらくはそのまま同じケースで飼育してもかまいませんし、せまいと思ったら、別の広いケースに移してあげても大丈夫です。
ただ、別のケースに移動する場合は親と同じケースは避けた方が無難です。
カナヘビの赤ちゃんは生まれてすぐはエサを食べないので、飲み水だけ準備してあげましょう。エサを食べ始めるのは生まれてから1~2日後です。
おわりに
カナヘビが卵を産んだ時の対処法と卵の管理方法について解説しました。
焦らず、しっかり管理していれば、孵化させることはまったく難しくありませんので、お子さんがおられる場合は一緒に観察してみるのもいいかもしれません。
残念ながら生まれる前にダメになってしまう場合もありますが、無事に生まれた時の感動は何とも言えません。カナヘビの赤ちゃんの小ささと可愛らしさに驚きます。
以上、参考になれば嬉しいです^^ありがとうございました。