こんにちは、みにさんです。
暖かくなると子どもが【カナヘビ】を捕まえてくるというのが毎年恒例となり、飼育を始めて今年で6年目となりました。
なついてくると全然逃げなくなり、子どもはリビングで手に乗せて遊んでいます。
爬虫類が苦手で、「ゔぇ~、捕まえてくるな~!」と最初のころ嫌がっていた嫁も、最近では鼻歌を歌いながらエサをあげたりしています(笑)
最初の頃は戸惑いながら飼っていましたが、慣れると特別難しいことはありません。
今回はカナヘビの飼い方についての解説記事になります。
子どもがカナヘビを捕まえてきて飼いたいと言いだした(-_-;)どうすれば?
エサは何をあげればいい?
そんな疑問にお答えします。
我が家のルール
飼うのは2匹まで
我が家ではカナヘビの飼育は2匹までという約束をしています。カナヘビを見つけると見境なく捕まえてくるようになったためです。
ちゃんと世話をできる範囲で飼おうという話をしまし、たくさん捕まえてきた場合は観察したあとすぐに逃がすことにしています。
秋には逃がす
カナヘビは冬になると冬眠しますので寒くなるまえに逃がしてあげます。元々自然ににいたものを捕まえて飼っているので、最後は自然に帰してあげます。その際、「ありがとう、バイバイ」とお礼とお別れの挨拶をします。
カナヘビの飼い方
飼育ケースと置き場所
飼育ケースは蓋つきのものを使用します。カナヘビにストレスがかからないよう大きめのものがお勧めです。写真のケースは20㎝×35㎝×30㎝です。上部の蓋が格子状になっているものの方がベスト。熱がこもったり、風通しが悪くなるので、蓋が格子状になっていないものはドリルなどで穴を開けてあげましょう。
置き場所は直射日光の当たらない明るい場所にします。体が冷えると体調をこわすので、エアコンの冷気があたるような場所は避けます。
登り木
カナヘビは立体的に活動するので、高い所に登るのがすきです。流木や少し太めの木の枝を入れておくといいのですが、我が家では観葉植物を使います。
グリーンが入ると見た目が涼しく、オシャレになり、株元が隠れ家にもなります。観葉植物の他に多肉植物もお勧めです。
写真の観葉植物は『ガジュマル』と『デヘンバキア・カミーラ』です。観葉植物を使う場合は水やりも忘れずに行います。
観葉植物は大きく育ってきますので伸びた分はハサミで切り戻して大丈夫です。
石も入れておくと、好きみたいで上によくいます。
床材
床材は知り合いにいただいた川砂を使用しています。園芸用の砂やコンクリート用の砂でも大丈夫です。
土でも構いませんが、ケース内を掃除する際、砂だとそのまま水洗いできるので手入れが簡単にできます。
カナヘビのエサにバッタを入れる場合があるので、バッタのエサ用に雑草を入れています。砂だとそのまま植え付けられ、いらなくなったら簡単に抜けるので楽チンです。
水
飲み水も用意してあげます。水入れはペットボトルの底を切り取ったものを使用しています。水は減ってきたら継ぎ足しますが、一週間に1回は交換してあげます。
日光浴
夏の暑い日にコンクリートブロックの上で日光浴をしているカナヘビをよく見かけます。同じように飼っているカナヘビにも日光浴をさせてあげます。
ケースごと直射日光のあたる場所に5~10分くらい置いてあげます。長時間おいてしまうと中が蒸し風呂のようになってしまい、カナヘビが弱ってしまいますので注意が必要です。
掃除と湿度
掃除
清潔に保つためエサの残りやフンはこまめ取り除いてあげます。割りばしを使うと簡単にとれます。
また月に1回はケース全体の掃除をします。床材に砂を使用していれば中のものを一旦取り出し、そのまま水洗いをして水を切り、乾かします。掃除している間、カナヘビは別のケースに入れてあげましょう。短い時間なら小さなもので大丈夫です。
砂が乾いたら(完全に乾かなくてもOK)取り出したものとカナヘビを戻せば完了です。
湿度
トカゲ類は基本的に乾燥を好みますが、1週間に1回霧吹きで水をかけてあげます。
おすすめ!カナヘビのエサ
ミルワーム
カナヘビのエサのおすすめは『ミルワーム』一択です。安価で手に入りやすく、長持ちするのでこれだけで十分です。ケースに3~4匹入れておけば、お腹が空くと勝手に食べてくれます。
注意点は生きているミルワームでないといけません。冷凍や真空パックなどのものは食べませんので必ず生きているミルワームを与えます。
ミルワームは冷蔵庫で保存します。常温保存すると、ミルワームが成長し、サナギになり成虫になってしまうからです。
カナヘビは生きたものしか食べませんので、ミルワームに行き着くまではエサの確保に苦労しました。いろいろ試した結果、自分で捕まえられる、ミルワーム以外のおすすめエサも紹介します。
ハサミムシ
ミルワーム以外のおすすめはハサミムシです。動きも遅く、あまり大きく成長しませんので、カナヘビのエサにちょうどいいです。道路脇の落ち葉溜まりの下や神社などの落ち葉の下にいるので捕まえやすいです。
ハサミムシは夜活動し、昼間はすぐに石や木の下に隠れてしまうので、カナヘビの目の前に置いてあげましょう。
バッタ・コオロギ
バッタやコオロギもどこにでもいるので、捕まえやすいですが、季節が進むと大きいサイズしかいなくなるのと、飛びはねるので虫かごからカナヘビのケースに入れる時に苦労します。
ミルワームが手っ取り早く簡単ですが、子どもといっしょにエサの虫を捕まえる楽しさや苦労を味わうのもいいのかなと思います。カナヘビもたまには違うものを食べたいかもしれません(笑)
おわりに
最初の頃は「また捕まえてきたか~」と思っていましたが、よく見ると愛嬌のある顔で、眺めていると面白いです。飼い始めると大人の方が夢中になります。
子どもはカナヘビを捕まえた時には嬉しそうに報告してきます。捕まえる事で小さな達成感を味わっているのかなと思います。卵を産んだ時や卵が無事に孵化した時は一緒になってよろこび感動しました。
エサやりや水替えは子どもが進んでやるようになり、ケースの掃除も一緒にします。
無理に飼育する必要はありませんが、子どもの好奇心を見守り、生き物を育てる楽しさと難しさを学んでくれればいいかなと考えています。
以上参考になれば嬉しいです^^ありがとうございました。