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お家で漬け物。伝統の味【日野菜漬け】の作り方

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こんにちは。みにさんです。

日野菜という野菜をご存知でしょうか?カブの一種で、ほんのり苦味があり漬け物にするのに適した野菜です。

色々な漬け物にできますが、今回は最もポピュラーで、一般的に【日野菜漬け】と言われる漬け方を紹介します。出来上がりまで時間はかかりますが、手順は簡単です。

もう一つ日野菜のポピュラーな漬け方で【サクラ漬け】と呼ばれるものがあります。【サクラ漬け】は浅漬けで、早くて簡単にできますが、【日野菜漬け】のほうがしっかりとした味としっかりとした食感が味わえるので、わたし個人的にも大好きなしっかり漬け込む【日野菜漬け】作り方を紹介します。

日野菜漬けの作り方 用意するもの

   ■用意するもの

■漬け物器(角型の方が漬けやすいです。)

■日野菜10本

■塩   ■酢   ■砂糖(ザラメ)

日野菜は太さ2~2.5㎝で長さ40~50㎝のもので10本くらい必要です。半分くらいの大きさのものが売られている場合もありますので、その時は倍の20本くらい必要です。

日野菜漬けの作り方 下漬け

下漬けは日野菜に基本となる塩味をつけるための下ごしらえのようなものです。塩押しと呼ばれます。

●まずは日野菜をよく水で洗い、水を切ります。

写真のように漬け物器に入る大きさに切って、なるべく隙間ができないように並べていれます。切れ端は隙間に入れ、葉っぱも美味しいのでいっしょに漬けましょう。見えにくいですが、底に敷くように入れます。

●上から塩を大さじ2~3杯まんべんなくかけます。塩辛いのが好みの方は少し塩を多めにしてください。

ここでの塩加減が仕上がりの味を決めます。

塩が多すぎると塩辛くなり、少なすぎると水が上がらない場合があります。

●塩をふったら蓋をして、ネジが回らなくなるまで押し蓋を下げて圧をかけ、冷蔵庫で5~7日間漬ければ下漬けは完成です。

日野菜の大きさや量が少なすぎると、漬け物器のネジを下まで下げても圧がかからないのでその場合は、日野菜の量を増やして圧がかかるようにしましょう。

1~2日もすれば全体が浸かるくらいまで水が上がってきます。

日野菜漬けの作り方 本漬け

●5~7日経ったら下漬けで出てきた水を捨てます。日野菜は漬け物器にいれたまま手で少し強めに抑えながら流すとちょうどいい感じに水が切れます。

●水を切った下漬けした日野菜に、酢200ccと砂糖200ccをまぜたもの(砂糖は漬けている間に溶けていくので、しっかり溶かさなくても大丈夫です)を入れ、再び蓋をしてネジが回らなくなるまで押し蓋をさげて圧をかけ、冷蔵庫3~4週間漬けます。

綺麗に漬かりました。浅漬けと違い、下味をつけしっかりと漬け込んでいるので醤油など必要なくそのまま食べられます。

葉っぱもめちゃくちゃ美味しいですよ。時間はかかりますが、しっかり漬け込むので味も香りも格別です。

まとめ

日野菜漬けは少し太めに切る(切り方の名前がわかりませんが、薪みたいな切り方)方が味もしっかり味わえ、歯ごたえがあり美味しいです。葉っぱは細かく刻んで食べます。お茶漬けにしても美味しいですよ。食べる分だけ切って、あとは漬け汁につけたまま冷蔵庫で保存すれば春ぐらいまで全然大丈夫です。

漬け物は面倒くさいイメージがある方もおられると思いますが、意外と簡単にできます。そして、自分で作ったものはやっぱり格別です。

地域によっては日野菜が手に入りにくいかもしれませんが、見かけましたらぜひ【日野菜漬け】を作ってみてください。また、日野菜はプランターでも簡単に育てることができるので興味がありましたらこちらの記事も参考にしていただければと思います。

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以上参考になれば嬉しいです^^ありがとうございました。