こんにちは、みにさんです。
「お家で野菜を育てたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。たくさんの野菜の中でもにんじんは比較的育てやすく、家庭菜園初心者でもチャレンジしやすい野菜です。
この記事では、プランターでニンジンを育てる方法を詳しく解説します。種まきから収穫まで、失敗しないためのポイントを押さえておけば、きっとおいしいにんじんが収穫できますよ。
ニンジンの基本情報
根菜類の代表格であるニンジンは、緑黄色野菜の中でもトップクラスのβカロテンを含み、ビタミンAやカルシウムも豊富に含まれる栄養価が高い野菜です。料理もしやすく、クセも少ないので子どもが大好きな野菜のひとつです。
気温が低い地域の方が栽培に適しているため、家庭菜園では夏~秋まきの方が栽培しやいです。
■ニンジン
・学名:Daucus carota L.
・セリ科ニンジン属
・一年草
・収穫:6~8月と11~2月
プランターを使ったニンジンの育て方
ニンジンの育て方はとても簡単!日当たりがよければ、プランターで育てられます。ミニニンジンであれば、小さなプランターでも育てられるので、少しのスペースやベランダなどを活用した家庭菜園などにもピッタリです。
プランターと土
プランターは25×40㎝程度の普通のもので大丈夫です。ミニニンジンであれば、15×30㎝程度のプランターでも十分収穫できます。
土は市販の培養土でオーケー。土を再利用する場合は、腐葉土・有機石灰・肥料を入れ、しっかり土壌改良しましょう。
種まき
ニンジンの種まき時期は、一般的には3~4月に行う春まきと、7~9月に行う夏まきがあります。
ニンジンは寒冷地向きの野菜であるのと、春まきの場合はトウ立ちしやすいため、育てやすいのは夏まきです。
春まきに何度か挑戦しましたが、裂根しやすかったり、虫に食べられてしまったものが多く出るので難易度は高め。ただ、まったく収穫できないということはありません。
ニンジンの種まきは『すじまき』を行います。条間は10~15㎝くらいあれば大丈夫です。発芽した後で間引くので、少々種が重なっていても問題ありません。
ニンジンの種。家庭菜園程度でしたら1袋あれば十分です。
ニンジンの種まきは『すじまき』を行います。条間は10~15㎝くらいあれば大丈夫です。
ニンジンの種は細かく、軽いので蒔きにくいですが、発芽した後で間引くので、少々種が重なっていても問題ありません。
15×30㎝のプランターに2条ですじ蒔きを行います。
覆土は種が隠れる程度、覆土を厚くしすぎると、発芽しにくいので注意しましょう。
播種後は表面が乾かないように毎日水やりを行います。種が流れてしまうので、ゆるい水流でやさしくすることが大切です。
5日くらいで発芽します。
水やり
発芽するまでは表面が乾かないように毎日水やりを行います。発芽して芽がしっかりしてきたら、表面が乾いたらたっぷりと行えば大丈夫です。
間引き
本葉が出始めたころ株間1~3㎝で間引きをします。間引きの間隔を広めにとっておくと収穫時に収穫しやすくなります。
もう少し大きくなって、間隔が狭いかなあと感じたら、もう一度間引きを行えばOK。
追肥
間引き後に追肥を行います。肥料は市販されている野菜用の有機肥料でOK。
間引きを2回行う場合は2回目の間引きごにも追肥を行います。
条間に肥料を入れ、ニンジンの根や株を傷つけないように軽く耕します。移植ゴテの先を使って、土を切るように耕すとやりやすいですよ。
収穫
種まきから100日くらい、ミニニンジンであれば80日くらいで収穫できます。収穫は使う分だけ抜き取ればOK。
大きさが揃わないのも家庭菜園ならではの魅力^^
収獲時期が冬になる夏蒔きを行った場合は少々トウ立ちや裂根の心配がないので長期間の収獲が可能です。
ニンジンの病害虫
ニンジンに出やすい病害虫と対策をまとめました。
病害虫の発生は高温多湿が原因となる場合が多いため、種まき時期を9月ごろにするだけでも病害虫を減らすことができます。
害虫
ニンジンの害虫はネキリムシやキアゲハの幼虫などがいます。キアゲハの幼虫は葉を食い荒らすので見つけたら駆除しましょう。
また、防虫ネットのトンネルをかけておくだけでもかなり防げます。
病害
春から夏にかけてうどんこ病がよくでるので殺菌剤などで対処します。その他にも菌核病や黒葉枯病、モザイク病なども発生する場合がありますので症状に合った薬剤を散布しましょう。
ニンジン栽培のオススメ品種
たくさんの品種があるニンジンの中でオススメの品種はミニニンジンの『ピッコロ』です。
収獲までの期間が80日前後と早く、根長10~12㎝、根径2~3㎝と栽培しやすい品種になります。小さいので調理もしやすく、味も甘くて美味しいです!
お子様と一緒に育てるのにもオススメです。
まとめ
ニンジンはプランターで、初心者にも簡単に育てることのできる野菜です。
特に夏蒔き栽培では、病害虫の発生リスクやトウ立ち、裂根などの障害の発生も軽減できるため、栽培しやすいです。
収穫したニンジンは様々な料理に活用でき、また、自分で育てているので、栽培状況が把握でき安心して食べることができます。
野菜の栽培は自分の手で食卓に彩りを添える素敵な体験です。ぜひ、自分のペースで楽しんでみましょう。
以上、参考になれば嬉しいです^^ありがとうご